浄水器は、水道水を安全に使うための装置です。
この装置を家庭の水道の蛇口に取り付けると、水道水がフィルターを通り、塩素や有機物、カルシウム、マグネシウム、微生物などを除去してくれます。カートリッジを定期的に交換することで、きれいな水が保たれます。日本の水道水は海外に比べると安全性は高く、必ずしも浄水器を取り付ける必要性はありませんが、より安全で、なおかつ美味しい水が飲みたいというなら、浄水器を取り付けるとよいでしょう。一口に浄水器と言っても様々なものがあります。大きく分けて二種類あります。一つは、蛇口に直接取り付ける「蛇口直結型」です。最も多く使われているタイプで、手ごろな価格で購入できます。コンパクトで場所を取らず、設置も簡単です。デメリットは、カートリッジを短期間で変えなければならず、維持費がかかります。浄水機能もそれほど高くありません。もう一つは、シンクに直接設置する「据え置き型」です。フィルターが長持ちするので、維持費が安く、ろ過機能も高性能です。アルカリイオン水を整水できるものや、調理に適した軟水を生成できるタイプのもあります。そのため本体価格は高価で、安くても3万円くらいからとなります。サイズも大型になるので、浄水器を設置するためにある程度の広さが必要となります。またどの蛇口にも取り付けられるわけではなく、分岐水栓でないと使用できません。このように、様々なものがあるので、各家庭に適した用途や、必要性に応じて選ぶとよいでしょう。